TD履歴くんの開発姿勢について

TD履歴くんの開発姿勢

 TD履歴くんは使用するユーザーにも負担をかけない作りを目指しています。ユーザーの負担は、 システム導入の成否、活用度合い、費用対効果が現れるまでの消費コスト(=導入コストの一部)、運用コストなどにつながるためです。

 TD履歴くんは、ソフトを使い始める際の教育が不要であることを目指しています。
そのために、取り組んだことは・・・
  画面数の抑制 基本的に1つの画面だけを使えれば良いようになっています。


また、1画面に多すぎない適度な情報量をわかりやすく区分けして表示することを目指しました。
必要な情報を一望できるような作りになっていますので、人間の脳の情報処理能力を自然かつ有効に利用できます。
  用語の明確化 この手のバージョン管理ソフトに出てきがちな、難しい用語はほとんど出てきません。 例:「リポジトリ」など

わずかに、必要と思われる用語が出てきても、「チェックアウト(ダウンロード・取り出し)」 と表記するなど、初心者の方でも混乱せずにすぐ使えるよう配慮しています。
  きめ細かな
ダイアログ
動作を確認するときなどに表示されるダイアログボックスに、注意書き等を盛り込んであります。
 

一件すると文字数が多くみえるかもしれませんが、毎回全部読む必要はありませんし、「あれ?これなんだっけ?」と困ったときに役立ってくれるはずです。
またこれらは随時改善していく予定です。
  リスク管理のための操作制限 うっかりファイルを消してしまうなどのヒューマンエラーは、どうしても発生しがちです。特に不慣れなソフトウェアの導入時期は発生しやすいと言えます。

ファイルの削除以上に怖いのはフォルダ丸ごとの削除です。皆で更新・蓄積した資産が、1ユーザーの操作によって消えてしまうということは、あってはなりません。

通常、そういうことは随時バックアップを取ることによって防ぐことが多く、弊社も当然、データのバックアップは強くお勧め致します。
しかしそれに加えてTD履歴くんでは、フォルダの削除は各ユーザーではできないようにしてあります。
つまり、そもそもできないのですからTD履歴くん上ではそのような被害の大きなトラブルは発生いたしません。

共同で編集している環境が前提となっておりますので、フォルダ(=カテゴリ)の削除などは、管理者の方がFTPクライアントソフトで接続し、明示的に慎重に行なうことが大事だと考え、一件不便ともいえるような仕様にしてあります。しかしこれが大きなトラブルを未然に防ぐ防衛線の一本目となるはずです。
  その他にも、例えばTD履歴くん内でのファイルドラグ&ドロップコピーなどが出来ないことなども、意図的なものとなっています。

実装することは簡単ですので、要望次第で追加していく可能性はあります。
しかしながら、マウス移動中にうっかりクリックが入ってしまって、「勝手にファイルがどこかにドラグ&ドロップとなってしまった」などということは、多人数編集環境下において、かなりの確率であり得ることです。

どこかよくわからない場所にドラグ&ドロップされてしまったファイルを、管理者の方がFTPアクセスログから一所懸命探し出す…などといったことが無いように、TD履歴くんは考えて作られているのです。

 システムの作りそのものから、ユーザーの方への負担を軽くすること。それが、導入も運用もしやすくなるということ。
 設立当初より、数多くのシステムを運用管理してきた弊社の作りたかったソフトウェアの一つが、TD履歴くんです。
 

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